2022.03.25
ホームページの更新は集客や人材採用などに必須の作業ですが、方法が分からないという方も多いでしょう。そこでこの記事では、初心者の方に向けてHTMLとCMS、ホームページ制作ツールに分けてホームページの更新方法を解説します。
ホームページの制作を外注した場合、ページを更新する前にいくつか準備が必要になります。
ホームページの更新作業をするときはまず、サーバーとドメイン情報の確認をしておきましょう。
サーバーとはホームページのデータを保管している場所のことです。ほとんどの場合はレンタルサーバーを利用しているので、サーバー会社のアカウントにログインして確認しましょう。
ドメインとはインターネットにおける住所のようなものです。ドメインについてもレンタルを利用していることがほとんどなので、ドメイン会社のアカウントにログインして確認しておきましょう。
ホームページの制作を外注している場合は、問い合わせれば、ホームページ更新に必要な情報を一括で取り寄せることもできます。
ホームページを更新する際は、ホームページがHTMLとCMSのどちらの方法で作られたのかを押さえておく必要があります。それぞれの方法で更新方法も異なるため、注意しましょう。
まず、HTMLとはソースコードを利用してホームページを制作する言語の一種です。
HTMLでサイトを更新する場合はHTMLでコンテンツを記述する能力に加えて、フォントや文字の大きさを指定するためのCSSという別言語の知識も必要になります。また、ユーザーのリクエストに従ってページ表示ができるよう、サイトの構造を組み上げ、HTMLページを配置したうえでFTPソフトを使って公開サーバーに情報をアップロードする必要があります。
HTMLはブラウザに表示されるスピードが早いため、独自デザインの凝ったサイトやセキュリティに力を入れたサイト、高負荷にも耐えられる構造のサイトでよく使われています。
対して、CMSとはHTMLなどの専門知識なしでページの更新ができるように作られたコンテンツ管理システムです。CMSで作られたサイトはPHPという言語を使って作られたものが多く、文章や画像をWordに入力するような感覚で更新ができます。
近年では制作会社の側でクライアントが更新作業がしやすいようにCMSを導入しているケースも多くなりました。ただし、CMSで作られたページはHTMLほどデザインに融通が利かないという側面もあります。
CMSはブログやeコマース、オウンドメディアなどでよく使用されています。
ホームページの更新作業をする場合は事前のバックアップが欠かせません。
特にHTMLでページの更新作業をする場合は少しでも記述を間違えてしまうとページが正しく表示されなくなるため、事前のバックアップが大切です。バックアップの作成方法はページの作成方法によって異なるため、詳しくは後述の更新手順を参照してください。
ホームページの更新手順はHTMLとCMS、ホームページ作成ツールでそれぞれ異なります。ここではそれぞれの更新手順について解説します。
HTMLでサイトを更新する場合はまず、以下のものを用意しましょう。
<用意しておくもの>
・FTPソフト
契約しているサーバーとパソコンでファイルの送受信をするために使用します。更新したファイルのアップロードやバックアップの作成にも使用します。
FTPソフトはパソコンに標準搭載されていないので、必要に応じてダウンロードしましょう。
・テキストエディットやメモ帳などのテキストエディタ
タグなどの編集をするためのテキストエディタが必要となります。
Windowsであればメモ帳、Macであればテキストエディットが標準で搭載されているので別途用意する必要はありません。
・FTP接続情報
FTPソフトを使うためにはホスト名、ユーザーアカウント、ユーザーパスワードが必要になります。契約しているサーバーによっては多少名称が違う場合もありますが、同じものと考えて差し支えありませんん。
HTMLでページを更新する場合はまず、FTPソフトにFTP接続情報を設定する必要があります。制作を外注している場合はページの制作を担当した業者に問い合わせましょう。
接続情報の設定が終われば、サーバーにアクセスできるようになるので、アップロードされているホームページのデータをダウンロードしましょう。
次にテキストエディタを立ち上げ、ダウンロードしたファイルを開きます。この時、ファイルに2つの名前を付けて保存しておき、一つをバックアップ用にしておきましょう。
最期に変更したい個所のテキストを変更し、内容を保存。再度、サーバーにアクセスし、ファイルをアップロードすれば完了です。
CMSの場合は使用しているソフトによって細かな操作手順が異なりますが、管理ページにアクセスし、ログインすることから始めるのは共通しています。
後は編集をしたいページに移動し、テキストや画像を追加して公開ボタンをクリックすれば完了です。
ホームページがホームページ作成ソフトで作られている場合は作成ソフト内の機能を使って更新をします。最初に作成ソフトにレンタルサーバーのアカウントとパスワードを設定してからページの内容を編集し、最後に転送ボタンをクリックすれば作業完了です。
ホームページの更新を頻繁に行う場合は思い切って別のサービスを利用してみるのも選択肢の一つです。
特に制作してからかなりの時間が経過しているページの場合は、デザインが古くなってしまっていたり、ユーザーのニーズとミスマッチを起こしてしまっている場合もあります。
近年では業種ごとに必要な機能やデザインを洗い出し、プログラミングの知識がない初心者でもページを作れる制作ツールが販売されています。
例えば、Mikatus株式会社の提供する『Blue Badge』では実際に税理士事務所のホームページを200社以上分析し、顧問先獲得や人材採用など、税理士事務所のニーズや課題解決に特化したデザイン設計になっています。ページの作成や更新はブラウザ上でパーツを組み立てるだけでできるので、プログラミングの知識は一切不要です。
利用料も月額8千円なので、まずは気軽に試してみてください。
ホームページの更新作業を行う際は、まず更新に必要なサーバーとドメイン情報、作成に使用された言語/ツールを確認しておく必要があります。
実際の更新手順は言語/ツールによっても異なりますが、どの方法の場合でもバックアップは必ずとっておくようにしましょう。
また、ホームページを制作してからかなりの時間が経過している場合はデザインが古くなってしまっていたり、ユーザーニーズとのミスマッチが起きていることがあるため、作り直しを検討してみるのもおすすめです。近年では各業種ごとに特化した作成ツールが市販されているため、そちらを選んでみるのもおすすめです。